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2011年12月9日

理化学研究所

野依良治理事長が中国科学院の外国籍院士に選出

野依良治理事長の写真

野依良治理事長(名古屋大学特別教授、2001年ノーベル化学賞受賞)が、中国科学院(Chinese Academy of Sciences)外国籍院士に選出されました。

中国科学院は、1949年11月に設立された中国最高レベルの自然科学の総合研究所です。同科学院は、研究組織に留まらず、科学技術領域の最高諮問機関でもあり、院士に選ばれることは中国では最高の栄誉と言われています。

外国籍院士は2年毎に選考され、国際的に卓越した学術業績を有し、中国の科学技術の発展に重要な貢献を行った外国人に対し、その称号があたえられます。過去には、アラン J. ヒーガー(Alan J. Heeger) カルフォルニア大学サンタバーバラ校教授(2000年ノーベル化学賞受賞)、ダニエル C. ツェイ(Daniel C. Tsui) プリンストン大学教授(1998年ノーベル物理学賞受賞)などが選ばれています。

今回選出された院士を含めると、中国科学院院士は727名、外国籍院士は64名になります。これまで外国人院士に選出された日本人は、井口洋夫博士(東京大学名誉教授/元岡崎国立共同研究機構長)のみでしたが、今回同時に選出された飯島澄男名城大学教授とともに外国籍院士選出は、12年振りとなります。通常、授与式は中国の国家主席、全国人民代表大会常務委員会委員長、国務院総理ら国家指導者層が出席する中国科学院・院士大会で行われます。

以上

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