2013年度 仁科記念賞の受賞者が決定し、香取秀俊主任研究員が受賞することが発表されました。
この賞は、故仁科芳雄博士の功績を記念し、原子物理学とその応用に関し、優れた研究業績をあげた比較的若い研究者を表彰することを目的とされています。
受賞業績は、「光格子時計の発明」です。光格子時計と呼ばれる極めて高精度の時計を発明した研究業績が評価されました。光格子時計は、超精密分光技術・原子時計技術として、原子物理学研究に大きな影響を与えるとともに、相対論的時空間の工学的応用を始めとする、GPSに代わる将来の時間インフラ構築の鍵となることが期待されます。
仁科記念財団