平成29年4月26日、東京国際フォーラム(千代田区丸の内3-5-1)にて、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、理化学研究所創立百周年記念式典を開催しました。
理研は1917年に皇室からのご下賜金、財界・産業界からの寄附金、政府からの補助金により、我が国産業の発展に資する科学研究と応用研究を行う財団法人として創立されました。その後、株式会社、特殊法人、独立行政法人、国立研究開発法人へと変遷しつつ、長年にわたり自然科学の総合研究所として活動を続けてまいりました。今年創立百周年を迎え、次なる百年においても我が国の科学技術の向上を図り、産業界等との連携を強化し、社会から信頼されるかけがえのない研究所を目指すことを誓う機会として本式典は開催され、当日は産官学各界より約600名の皆様に出席いただきました。
松本洋一郎理事の開会の辞の後、松本紘理事長が設立からこれまでの歩みと現在の取組み、そして今後の理研が百年先を見据え、大きなビジョンと至高の科学力をもって、「研究開発成果の最大化」を図り、社会の発展に貢献する決意を述べました。
続いて、ご来賓の松野博一文部科学大臣、鶴保庸介内閣府特命担当大臣(科学技術政策)、マーティン・シュトラットマン マックスプランク協会会長、内山田竹志日本経済団体連合会副会長・トヨタ自動車株式会社代表取締役会長より祝辞をいただきました。
その後の第二部では、松本紘理事長の講演の後、梶田隆章東京大学宇宙線研究所所長・特別栄誉教授と、山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長・教授による記念講演が行われました。

天皇皇后両陛下

式典の様子

式辞を述べる松本理事長





