『理研ニュース』2018年11月号、本日発行しました!
今月の「研究最前線」は、生命科学を支えるゲノム解析技術と、その技術に裏打ちされた研究から得られた進化のメカニズムの知見を紹介します。
哺乳類のマウス、鳥類のニワトリ、魚類のゼブラフィッシュ。実験動物にはいろいろな種類がありますが、進化生物学の視点から見ると爬虫類が欠けていました。そこで新たにソメワケササクレヤモリの全ゲノム配列を公表したのが、生命機能科学研究センターの分子配列比較解析ユニットです。
DNA解析の最先端を走る同ユニットが、独自の研究テーマに選んだのは、サメ。これまで障壁となっていた巨大なゲノムサイズの解析を可能にしたのは、技術支援の立場からあらゆる研究に携わり、培ってきた技術力でした。表紙にも登場するイヌザメをはじめ、トラザメやジンベエザメといったサメのゲノム解析から、進化の謎を解く重要な鍵が見えてきました。
ぜひ、ご覧ください!
目次
- 研究最前線
ゲノムを読み解き進化が生んだ多様な生命のメカニズムに迫る - 特集
理研の国際戦略
人と社会のための脳科学 - SPOT NEWS
アイロンがけもOK!フレキシブルで高性能な超薄型有機太陽電池を開発 - TOPICS
「スパコンを知る集い」今年度も各地で開催!
石井国土交通大臣が播磨地区を視察
新研究室主宰者の紹介 - 原酒
科学に感謝! 理研との出会い