2018年10月7日、ロシア連邦 タタールスタン共和国のRustam Minnikhanov(ルスタム・ミンニハノフ)大統領が、Marat Sadykov(マラット・サディコフ)保健大臣、カザン連邦大学のIlshat Gafurov(イルシャト・ガフロフ)総長らとともに理化学研究所(理研)神戸地区を視察されました。
初めに加藤重治理事から理化学研究所の紹介を兼ねた歓迎のあいさつをしました。その後、生命機能科学研究センター(BDR)の西田栄介センター長よりBDRの概要を説明し、同センターの髙橋政代プロジェクトリーダーより、iPS細胞を用いた再生医療の先端的な研究成果を紹介しました。
研究成果の紹介の後に髙橋政代プロジェクトリーダーの案内により研究室を訪問し、細胞調製などの熟練研究者の技をロボットで行う「まほろ」(ロボティック・バイオロジー・インスティテュート社が開発)等を見学されました。「まほろ」の巧みな動きを目の当たりにしたミンニハノフ大統領は、日本の技術の高さに感心されていました。
理研視察後、タタール人ら当時の貿易商らの寄付・出資により1935年に神戸市内に建立した神戸ムスリムモスクを訪問され、神戸とタタールスタン共和国のつながりの深さを認識されておりました。
理研神戸地区を訪問したミンニハノフ大統領(中央)ら視察団
「まほろ」の動きに見入るミンニハノフ大統領(右から2人目)
実際に網膜再生医療で移植に用いた細胞に見入るミンニハノフ大統領(前列右端)