『理研ニュース』2019年1月号、本日発行しました!
毎年恒例の「新春特別対談」。本年は京都市立芸術大学の鷲田清一理事長・学長をお迎えし、理研の松本 紘理事長と、科学・哲学・芸術の視点から未来を語り合います。
「研究最前線」は、細胞死についての研究です。
細胞が自ら死に向かうアポトーシスのほか、何らかのストレスを受けて死に至るネクローシス(壊死)など、細胞の死に方にはいくつもの種類があることが分かってきました。
研究チームはネクローシスにも、アポトーシスのように積極的に死に向かう何らかのメカニズムがあるのではないかと考えます。そこでネクローシスを抑制する低分子化合物を開発し、血流が止まることによる虚血と、そのあとに血流が復活する再灌流という二つのストレスが、細胞に与える影響を調べました。
その知見は、心疾患や脳血管疾患など、さまざまな病気の克服につながるかもしれません。 ケミカルバイオロジーの視点から「細胞死とは何か」を問い続けるチームの姿を追います。
ぜひご覧ください!
目次
- 新春特別対談
未来社会を描く
~科学・哲学・芸術の視点から~
鷲田清一 京都市立芸術大学 理事長・学長
松本 紘 理化学研究所 理事長 - 研究最前線
酸化ストレスによる細胞死の謎を化学で解く - 記念史料室から
「理研法」が生んだ金属マグネシウムインゴット - TOPICS
財団理研の「アルマイト漆器」が理研軽金属工業株式会社で復刻!
「理研DAY:研究者と話そう!」第70回を迎え、来場者4,000人突破
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