『理研ニュース』2019年10月号を本日発行しました。
今月の「研究最前線」では細胞内で染色体が形づくられるメカニズムの研究、「特集」ではスパコンや量子コンピュータにまつわるホットな話題を紹介します。
生命の設計図といわれるDNA。生物はその長大な情報を小さな核の中にコンパクトに収納し、細胞一つ一つがすべての情報を保持しています。細胞が分裂するときに現れる染色体に注目した研究者が、タンパク質の制御によって情報が伝達されていくメカニズムに迫ります。
一つ目の「特集」では、量子コンピュータについて紹介します。その計算原理は、ミクロな世界を支配する量子力学。世界をリードする二つの方法で開発に打ち込む二人の研究者が、未知の世界への扉を開きます。二つ目の「特集」では8月に運用を終えたスーパーコンピュータ「京」の軌跡を振り返り、後継機である「富岳」の未来を展望します。
ぜひご覧ください。
目次
- 研究最前線
染色体はどのようにしてつくられるのか? - 特集
加速する理研の量子コンピュータ研究
「京」から「富岳」へ - FACE
アルツハイマー病の進行に関わるタンパク質を発見した研究者 - SPOT NEWS
初めて捉えた「銀河団衝突の瞬間」 - 私の「科学道100冊」
三つのターニングポイント - TOPICS
「 科学道100冊2019」始まります
科学講演会2019
神戸地区一般公開を開催 - 原酒
見えてきた銀河中心の超巨大ブラックホール