理化学研究所（理研）は12月2日、ベルギーのブリュッセルで欧州事務所の開所一周年記念シンポジウムを開催しました。シンポジウムには、外務省の中根猛科学技術担当大使、ジャン＝エリック パケ欧州委員会研究イノベーション総局長らを来賓に迎え、欧州と日本から研究者や政府関係者ら100人以上が参加しました。
理研の小安重夫理事は「日EU科学技術協力協定締結十周年の節目の時期にこのようなシンポジウムを開催できることは大変光栄。本日のシンポジウムが、欧州のパートナーとの連携拡大のきっかけになることを期待する」と挨拶しました。
また、篠崎一雄環境資源科学研究センター長、山本雅生命医科学研究センター長、樽茶清悟創発物性科学研究センター副センター長、松岡聡計算科学研究センター長が、各センターの研究成果や欧州のパートナーとの連携の状況について紹介を行い、パネルディスカッションでは文部科学省の新田浩史科学技術・学術戦略官ら日本とEUの政策担当者も交えて、日欧の科学技術政策の動向も踏まえた理研と欧州の研究機関との協力拡大の可能性について活発な議論が行われました。
シンポジウムの様子
パケ欧州委員会研究イノベーション総局長の挨拶