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2020年1月22日

理化学研究所

理化学研究所に対する国際的な外部評価「第11回理化学研究所アドバイザリー・カウンシル(RAC)」の報告書について

理化学研究所(松本紘理事長)は、研究所の運営及び研究活動に関して、国内外の外部有識者がレビューを行い理事長へ提言を行う「理化学研究所アドバイザリー・カウンシル(RAC)」を定期的に実施しています。昨年11月に開催された第11回RACによる評価と提言をまとめた報告書がRAC議長(コリン・ブレイクモア教授)より理事長に提出されましたので、公表します。

第11回RACについて

第11回RACは2019年11月25日~28日の日程で東京都内において開催され、コリン・ブレイクモア議長のほか各研究分野をカバーする国内外の世界的に著名な科学者が委員として参加しました(RAC委員名簿(英語))。今回は理研の第4期中長期目標期間が平成30年度に開始されたことに伴い、今中長期計画の取り組みを国際的観点から評価することを主な目的としています。

諮問事項

第11回RACにおける理事長からの諮問事項は以下のとおりです。

  • 1.第10回RACからの提言に対する理研の対応を評価する。
  • 2.理研が世界最高水準の成果を生み出すための経営方針である「科学力展開プラン」(RISE)を具体化した、第4期中長期計画(FY2018-24)が策定された。RACは、同計画で示された取組のうち、特に研究所の運営システムに関する以下の取組の進捗を評価し、更なる方向性について提言する。
    • 1.マネジメント機能の強化と先進的な研究システムの整備
    • 2.研究人材の育成
  • 3.RACは、以下の研究開発に係る各ACの結果を総括し、所見を述べる。また、理研が将来にわたり世界で先導的な役割を果たしていくための研究戦略について提言する。
    • 1.国家的・社会的要請に対応した戦略的研究開発の推進
    • 2.研究基盤の構築・運営・高度化
    • 3.新たな科学の開拓・創成
    • 4.他機関との連携による研究成果の社会的価値への還元
  • 4.理研は、研究成果活用の最大化を図るべく、1.ライセンス(TLO)、2.ベンチャー支援、3.共同研究促進、4.会員制共創の各機能、を担う新たな法人を設立することとしている。RACは、当該法人に係る戦略を含め、産業界との共創機能の強化に向けた理研の取組について、助言を行う。

RACからの報告書

RACでは諮問事項に関する理研側からの発表、研究センター等の活動等に関する発表、及び理研幹部との意見交換が行われ、これを受け、RACは報告書を理研に提出しました。

報告書受領の様子の写真報告書受領の様子

第11回RAC報告書(英文本文 / 日本語

※日本語訳は理化学研究所が独自に翻訳したものです。

今後の対応

理研は、今回報告された提言を真摯に受け止め、迅速に対応策を検討し、RACに対して報告する予定です。また、その検討結果は、理研の運営や研究活動に適切に反映させていきます。

問い合わせ先

国立研究開発法人理化学研究所 経営企画部企画課
E-mail: riken_kikaku [at] riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。

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