放射光科学研究センターの石川 哲也センター長、田中 均副センター長、矢橋 牧名グループディレクターが『第21回 山崎貞一賞』を受賞しました。
受賞題目「コンパクトX線自由電子レーザーSACLAの開発と応用研究への展開」

放射光科学研究センター
センター長

放射光科学研究センター
副センター長

放射光科学研究センター
ビームライン研究開発グループ
グループディレクター
山崎貞一賞は「材料」「半導体及びシステム・情報・エレクトロニクス」「計測評価」「バイオ・医科学」のいずれかの分野において、論文の発表、特許の取得、方法・技術の開発等を通じて、実用化につながる優れた創造的業績をあげている個人または研究グループ(3名以内)に対して授与される賞です。今回は「計測評価分野」における受賞となります。
石川センター長らは中核として、コンパクトX線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLAの研究・開発・整備・運用を推進してきました。さらに、海外施設との競争・協力を通じて、X線自由電子レーザーの新技術の発展にも貢献しています。
SACLAは2012年3月の供用開始以来、高いピーク輝度、短いパルス幅、優れたコヒーレンス特性を活かし、国内外の多くの研究者に対してビームタイムを安定して供給しています。
受賞者のコメント
X線自由電子レーザー施設SACLAは大型放射光施設SPring-8と共に、世界最高水準のX線計測評価手段を共用基盤施設として産官学の研究者・技術者に提供しています。今般、山崎貞一賞を受賞したことは、非常に名誉なことです。8月末にこれらの施設でグリーンファシリティ宣言を出しましたが、2050年カーボンニュートラルをはじめとする多くの課題解決に向けて、より一層の活用を進めていきたいと考えています。
関連リンク
- MST 山崎貞一賞ホームページ
- SACLAホームページ
- 2021年8月23日お知らせ「SPring-8・SACLA グリーンファシリティ宣言」
- 2021年9月27日クローズアップ科学道「医療から宇宙まで 研究を支える基盤施設 ーSPring-8とSACLAー」