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2021年10月28日

理化学研究所

大野博司チームリーダーが持田記念学術賞を受賞

大野博司チームリーダーの写真

大野博司チームリーダー(生命医科学研究センター 粘膜システム研究チーム)が2021年度持田記念学術賞を受賞することが決定しました。

持田記念学術賞は、生命科学を中心とする医学、薬学およびこれに関連する物理学、化学、工学、生物学等の先見的独創的研究を育成し、かつ、これらの成果を総合して医療をはじめとするヘルスケアに応用し、もって日本の医療および国民の保健の向上に資することを目的に設立された賞です。研究の進捗発展のため顕著な功績のあった研究者に対し、毎年2件以内が贈られます。

大野チームリーダーは宿主-腸内細菌相互作用の包括的理解に向けて、免疫学・細胞生物学・オミクス解析等を用いた手法によって、多くの先見的・独創的な研究成果を挙げてきました。例えば、腸管粘膜を構成する腸管上皮細胞の一つであるM細胞の分化の分子構造や細菌取り組みの環境の分子基盤、また、腸内細菌の代謝物による腸管免疫応答の制御を明らかにしました。さらには、腸内細菌による自己免疫疾患への影響も見出しています。

受賞者のコメント

この度は、このような栄誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に存じます。これも、理化学研究所内外の先生方や関係者の皆様のご指導・ご支援の賜物と感謝致します。この受賞に恥じないよう、今後も精進を続け、微力ながら科学の発展に貢献できればと存じます。

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