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2021年12月15日

理化学研究所

理化学研究所のWellcome Leapグローバルネットワークへの加盟について

理化学研究所(理研)は、Wellcome Leap(Leap)と包括的な協定(Master Academic Research Funding Agreement, MARFA)を締結し、世界トップクラスの大学や研究機関が参加するLeapのグローバルネットワークに日本の機関として初めて加盟しました。Leapが実施する人間の健康に関する複雑な課題を対象とした研究開発プログラムは、グローバル課題に積極的に取り組む理研の理念に沿った野心的なものであり、今後理研の本格的な参画が期待されます。

協定の概要

背景

Leapは医学研究支援等を目的とした英国ウェルカム・トラスト(The Wellcome Trust)を母体とする米国の非営利公益法人で、既存の助成プログラムでは扱いづらい分野や方法による科学の飛躍的発展を目指し、2021年1月に21機関によるグローバルネットワークを形成しました。ここには米国マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学、英国フランシス・クリック研究所、英国サンガー研究所など、世界の主要な学術・研究機関が加盟していますが、アジアからの加盟はシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)とシンガポール国立大学のみでした。

このネットワークでは大胆な研究開発プログラムを構築して実行に移し、「不可能と思われる結果を不可能と思われるスケジュールで」実証することを目的としています。Leapの研究開発プログラムは特定のテーマに基づき、テーマ毎に任命されるプログラムディレクターの強い権限のもとに実施されます。

協定締結日

2021年9月15日

協定の目的

本協定は、理研がLeapの研究開発プログラムに参加する際の成果の公表や知財の取り扱いなどの枠組みについて合意し、研究開発の実施が相互に利益をもたらし、科学知識の発展を促進させることを確認するものです。本協定を締結することで、理研がLeapの研究開発プログラムに応募してプロジェクトが採択された場合、Leapとの間で研究内容に特化した計画書を締結するだけで迅速にプロジェクトを開始することができます。

今後の取組

Leapのグローバルネットワークへの加盟により、今後理研がLeapの研究開発プログラムに参画する可能性が得られました。理研はグローバルネットワークの一員として、研究力を強化し、人々の健康問題の解決に向けて貢献していきます。

関連リンク

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