このたび、財団法人理化学研究所の主任研究員を務めた日本の放射化学の先駆者、飯盛里安(1885~1982)が開発したIM泉効計2台及び関連資料について、公益社団法人日本化学会の主催する「化学遺産」に認定(第13回 認定番号第058号)され、理化学研究所がその認定証を受理することが決定しましたので、お知らせします。
IM泉効計は温泉水などのラドン含有量測定に用いる装置です。放射線測定装置は昭和初期にすでに海外において製品化されていましたが、電離槽の構造や、標準検定方法の改良により温泉水のラドン含有量を精確にまた簡便に測定を行うことが可能になりました。
詳細は日本化学会のホームページをご覧ください。
IM泉効計。左が昭和前期製作、右が昭和38年製作。