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2022年3月3日

理化学研究所

触知覚生理学研究チーム 村山正宜チームリーダー、太田桂輔客員研究員、池田宗樹客員研究員、大泉匡史客員研究員らのグループが2021 NIKON JOICO AWARD 最優秀JOICO賞を受賞

脳神経科学研究センター 触知覚生理学研究チーム 村山正宜チームリーダーらのグループ(太田桂輔客員研究員(グループ代表者)、池田宗樹客員研究員、大泉匡史客員研究員)が2021 NIKON JOICO AWARD 最優秀JOICO賞を受賞しました。

太田客員研究員と責任著者である村山TLの写真

受賞対象となった論文の筆頭著者である太田客員研究員(左)と責任著者である村山TL(右)。広視野高速2光子顕微鏡の前にて記念撮影。村山TLの手には巨大対物レンズ。

NIKON JOICO AWARDは、顕微鏡によって得られた画像がもつ「芸術性」と「学術性」を一つの研究成果作品として審査する新しいスタイルのアワードです。

受賞作品(動画ショートバージョン)

覚醒したマウスの15脳領域(黄色線で大脳新皮質を区別)において、16,000個以上の神経細胞から同時に活動を記録。100以上の細胞と協調的に活動する非常に稀なハブ細胞を可視化した。細実線は細胞ペアを示す。開発した広視野高速2光子顕微鏡を用いることで、ハブ細胞が様々な感覚野、運動野、高次脳領域を超えて活動する様子を捉えることが可能となった。 動画のフルバージョンは下記のリンクを参照。

この動画にはナレーションはありません

受賞コメント

太田:NIKON JOICO AWARD最優秀JOICO賞という名誉ある賞をいただきましたこと、大変に光栄に思います。本研究は私だけの力では成し遂げることができませんでした。本研究に携わって下さった皆様、また本研究を遂行する場を与えて下さった皆様に感謝を申し上げます。本受賞を励みにして新しい発見ができるように今後も研究に取り組んで参りたいと思います。

村山:着任直後の構想から10年以上かけて論文化にたどり着き、その成果を基にした受賞となりました。大変感慨深いものがあります。審査員からコメント(下記リンク参照)を頂き、学術性のみならず、芸術性においても評価されたことを大変嬉しく思います。本成果に関わってくださった研究者、スタッフや革新脳関係者だけでなく、いつも励ましてくださった事務の方々にも心よりお礼申し上げます。

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