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2022年11月1日

理化学研究所

吉田 稔 研究政策審議役が文化功労者に選出

吉田稔研究政策審議役の写真

吉田 稔 研究政策審議役(環境資源科学研究センター ケミカルゲノミクス研究グループ グループディレクター/環境資源科学研究センター 創薬・医療技術基盤連携部門 創薬シード化合物探索基盤ユニット 基盤ユニットリーダー)が令和4年度文化功労者に選出されました。日本において、文化の向上・発達に関して特に功績顕著な方が文化功労者として選出されます。

吉田 研究政策審議役は、長年にわたり化学生物学の発展に尽力してきました。世界初の特異的ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤の発見など、多くの化合物の作用機序を解明して真核生物の遺伝子発現機構の解明とそれを端緒とする新しい抗がん剤開発の基礎を作り、一部はすでに実用化されました。また、酵母のゲノムにコードされる全ての遺伝子の薬剤感受性を一括して調べるケミカルゲノミクス法の開発など、組織的な化学生物学研究の基盤を確立しました。

顕彰式は11月4日に都内にて行われる予定です。

吉田 研究政策審議役のコメント

いまだに信じられませんが、多くの共同研究者、スタッフの方々とともに行ってきたケミカルバイオロジー研究の成果が評価されたことを大変嬉しく思っています。いくつもの新しい生命現象を教えてくれた化合物と自由に分野の垣根を越える研究ができる環境を与えていただいた研究所に感謝しています。

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