井出 庸生 文部科学副大臣が2022年12月23日、理化学研究所(理研)神戸地区の計算科学研究センター(R-CCS)を視察されました。
初めに松尾 浩道 理事からごあいさつと理研の概要説明を受けられ、続いて、松岡 聡 センター長から、国家プロジェクトとしてトップスーパーコンピュータ(スパコン)を研究開発する意義や、スパコン「富岳」のポテンシャル、ものづくりや防災、創薬等の分野における「富岳」を使ったSociety 5.0に向けた取り組みと成果などの説明を受けられました。
続いて、R-CCS 複雑現象統一的解法研究チームの坪倉 誠 チームリーダーから、自動車などものづくり分野での「富岳」を使った取り組み例や、その成果を応用して「富岳」だからこそ実現できた飛沫シミュレーションによる新型コロナウイルス対策への貢献などについて説明を受けられました。その後の意見交換で井出 副大臣は、次世代のスパコンの開発状況や「富岳」を用いなかった場合の新型コロナウイルス対策の遅れなどに関して質問をされました。
最後に計算機室に移動し、「富岳」の実機を間近でご覧になり、「富岳」のCPUや光ファイバーの構造や電力使用量などについて関心を寄せられていました。
富岳概要説明を熱心にお聞きになる井出 副大臣(左から2人目)
「富岳」実機を前に記念撮影する井出 副大臣(中央)
※記念撮影時のみマスクを外しております。