理化学研究所は8月21日(月)、埼玉県(担当:県民生活部青少年課)との共催イベント「夢を見つける!リアル体験教室『研究所の研究者になりたい』」を実施しました。
埼玉県在住または在学の小学4〜6年生20名が参加し、「分光学」の初歩について学びました。自分で組み立てた簡易分光器を使って、さまざまな光源から出る光を分光(=光に含まれている色の成分を分けること)した結果をノートに記録したり、光源によるデータの違いを観察し、観察結果から何が分かるのかを参加者みんなで考えたりしました。身の回りにあるLEDや蛍光灯などの照明の光と、レーザーの光との違いを発見して、子どもたちは大興奮でした。
その後の研究室見学では、通常は見ることのできない大型のレーザー装置や最先端の光学顕微鏡を目の当たりにし、ドキドキわくわくが止まらないといった様子で、講師に質問する手がたくさん挙がっていたのが印象的でした。今回の参加者の中から研究者を目指す子が出てくるかもしれませんね。
なお、開催後のアンケートでは、「自分で作った分光器でいろいろな光を分光し、波長を数字(ナノメートル)で測れたことが一番面白かった」「指導してくださっている方の話し方が聞きやすく楽しく授業をしてくださった」「光について知らなかったことについてたくさん知ることができた」などの声が寄せられました。