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2024年5月20日

理化学研究所

袖岡 幹子 副センター長が紫綬褒章を受章

袖岡 幹子 副センター長の写真

袖岡 幹子 副センター長(環境資源科学研究センター)が有機化学研究ならびにケミカルバイオロジー研究への功績が評価され、令和6年春の紫綬褒章を受章致しました。

業績の概要

袖岡博士は、生物活性分子を効率よく創製・合成するための新しい反応の開発研究ならびに生物活性分子の作用機序解明のための化学的方法論の開発研究で世界を先導してきました。特に遷移金属エノラートを鍵とする不斉炭素-炭素結合形成反応や不斉フッ素化反応は、医薬候補化合物など様々な光学活性分子の合成に寄与しています。また、新しい親和性標識法の開発や、小さなアルキン(炭素-炭素三重結合)を標識として、生物活性分子の生きた細胞内での分布をラマン分光を使ってイメージングする方法を世界にさきがけて提唱・実現するなど、生命科学研究にも貢献する成果をあげています。

コメント

紫綬褒章受章の栄誉を賜り、大変光栄に存じます。これまでご指導ご鞭撻を賜りました先生方、共に研究を行ってきた研究員やテクニカルスタッフ、学生さんたち、共同研究者のみなさま、そして研究をサポートしてくださいましたアシスタントや事務の皆様に心より感謝申し上げます。
受章を励みに今後も有機合成化学やケミカルバイオロジー分野の発展に微力ながら貢献できるよう、努力して参りたいと思います。

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