石川 優樹 研究員(生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チーム)が2024年度日本医師会医学研究奨励賞を受賞しました。
日本医師会医学研究奨励賞は、日本医師会会員で、医学上将来性に富む研究を行っている方に授与されます。
石川 研究員は、難治性自己免疫疾患である強皮症における日本人を含む東アジア最大規模の全ゲノム関連解析を通じて新たな疾患関連遺伝子領域を同定し、さらに最近行なっている単一細胞レベルのRNA発現データとの統合解析が評価され、受賞に至りました。授賞式は11月1日に執り行われる予定です。
受賞タイトル
シングルセルとゲノムの統合解析による全身性強皮症の血管病変の病態解析
コメント
全身性強皮症は有効な治療法のない全身性自己免疫疾患です。我々が行なった新たな疾患関連遺伝子領域の同定とその機能的な変化を明らかなにすることは、病態解明に貢献する知見であったと考えています。現在、遺伝的リスクと細胞レベルでの遺伝子発現データを統合した解析を進めています。