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2024年11月28日

理化学研究所

松岡 聡 センター長が「HPCwire 35 Legends」に選出

松岡 聡 センター長(計算科学研究センター)が「HPCwire 35 Legends」に選出され、11月17-22日の期間、米国ジョージア州アトランタで開催されたHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング:高性能計算技術)に関する国際会議「SC24」に併せて表彰が行われました。「HPCwire 35 Legends」は、HPCに関する情報発信を行う世界的なオンライン専門誌であるHPCwire(米国)が35周年を記念して創設したもので、過去35年間のHPCコミュニティへの貢献と発展に尽力した研究者等を選出するものです。松岡 センター長は、日本の高性能計算分野においてリーダーシップを発揮し、牽引してきたことが高く評価されました。

HPCwireを配信しているTabor Communications Inc.の創設者でありCEOであるTom Tabor氏は次のように語っています。「今回、『HPCwire 35 Legends』のリストをまとめることで、この業界の才能あふれる皆さまを思い起こすことができただけでなく、HPCによって可能になった素晴らしい発見やイノベーションについても振り返ることができました。」Tabor氏はまた、「この35年間、HPCをリードするニュースの舵取りをしてきたことは、私の人生において最もエキサイティングでやりがいのある経験のひとつでした。この分野の名だたる方々と知り合えたことを心から光栄に思っています。彼らは皆、グローバルなHPCコミュニティを築き、我々の暮らしの質を高めることに真摯に取り組んで来られました。このような場に携わることができたのは、何ものにも代えがたい喜びです。」と続けました。

シドニー・ファーンバック(Sidney Fernbach)氏、ケン・ケネディ(Ken Kennedy)氏といったHPCの創始者たち、「スパコンの父」とも称され、スーパーコンピュータの最高峰業績賞であるクレイ賞(松岡 センター長は2022年受賞)の名の元となったシーモア・クレイ(Seymour Cray)氏、ACMやIEEE- Computer Societyが授与するHPC最高賞の名を冠したゴードン・ベル(Gordon Bell)氏、コンピューティングの最高賞のひとつであるACMチューリング賞を受賞したジャック・ドンガラ(Jack Dongarra)氏ら、今日のHPCの礎を築くひとりとして選出されたことについて、松岡センター長は次のようにコメントしています。

「レジェンドに選んでいただき大変光栄です。他のレジェンドたちの顔ぶれを見ると、自分が若いときに憧れていた方々ばかりで、その方々と並んで表彰されることは大変嬉しいと同時に、身に余る思いです。今はレジェンドではなく、修行中のレジェンド、レジェンド見習いということで、これからもまだまだ発展していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

集合写真 選出されたLegendsらと(左端が松岡 センター長)
松岡 聡 センター長の写真 松岡 聡 センター長

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