神戸大学大学院 医学研究科 生理学分野の内匠 透 教授(理化学研究所 生命機能科学研究センター 客員主管研究員)、Chia-wen Lin 研究員らの国際共同研究グループは、これまで世界的に利用されている特発性自閉症のモデルマウスと、その亜種とを比較解析することで、内在性のレトロウイルスの活性化が自閉症の感受性を上昇させることを明らかにしました。また、この亜種のマウスは記憶能力の低下を伴うことなく、自閉症の主症状によく似た行動異常を呈したことから、既存のモデルマウスよりも正確なモデルであることを見出だしました。
今後、自閉症の病態分類が進むことで、自閉症をはじめとする神経発達症の新たな治療戦略の創出が期待されます。
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報道担当
理化学研究所 広報室 報道担当
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