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2023年4月3日

高エネルギー加速器研究機構
理化学研究所

40年ぶりに中性子過剰なウラン同位体を新発見

大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所 和光原子核科学センターの庭瀬 暁隆 博士研究員と国立研究開発法人 理化学研究所(理研、埼玉県和光市)仁科加速器科学研究センターの向井 もも 基礎科学特別研究員を中心とする国際共同研究グループは、理研の重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」のKEK元素選択型質量分離装置(KISS)と多重反射型飛行時間測定式質量分光器(MRTOF-MS)を用いて、ウランの中性子過剰な同位体241U(ウラン)の合成と同定に初めて成功しました。ウランの中性子過剰な同位体の発見は1979年以降実に40年ぶりであり、これは多核子移行反応による原子核合成に特化したKISSと高精度の質量測定を可能にするMRTOF-MSという2つの最先端の実験装置を組み合わせることで初めて可能になった研究成果です。

詳細は高エネルギー加速器研究機構のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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