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2023年4月17日

東京薬科大学
理化学研究所
東京大学
日本大学生物資源科学部

リジン長鎖アシル化による新規転写制御機構の発見

-転写因子TEADを標的とした新たながん治療法開発に期待-

Hippo経路下で働く転写因子TEADは器官形成に重要な一方で、その異常な活性化は腫瘍形成を招くことが知られています。そのため、TEADはがん治療の分子標的として注目されています。今回、東京薬科大学 生命科学部 細胞情報科学研究室の則次 恒太 研究員、伊藤 昭博 教授(国立研究開発法人 理化学研究所 客員主管研究員)、国立研究開発法人 理化学研究所の吉田 稔 グループディレクター(東京大学 特別教授)、堂前 直 ユニットリーダー、日本大学の小川 健司 教授らの研究グループは、TEADの新規翻訳後修飾としてリジン長鎖アシル化を発見し、この修飾がTEADの転写活性に重要な役割を果たすことを明らかにしました。この研究は、リジン長鎖アシル化による転写制御機構を世界に先駆けて明らかにしたものであり、TEADを標的としたがん治療法への応用が期待できます。

詳細は東京薬科大学のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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