1. Home
  2. 研究成果(プレスリリース)
  3. 研究成果(プレスリリース)2023

2023年5月19日

横浜市立大学
理化学研究所

腎臓がんの自然史を国際共同研究により解明

-それぞれの腎がんの生い立ちを知り、最適なアプローチを行う-

理化学研究所 生命医科学研究センター 軸屋 良介 研修生(研究当時、現 横浜市立大学大学院 医学研究科 泌尿器科学 助教)、Todd Johnson 研究員、中川 英刀 チームリーダー、横浜市立大学大学院 医学研究科 泌尿器科学の蓮見 壽史 准教授、同大学 先端医科学研究センター 田村 智彦 教授(免疫学)、同大学 藤井 誠志 教授(分子病理学)、ソウル大学 Hwajin Lee 博士らの国際共同研究グループは、遺伝性腎がんの全ゲノムシークエンス解析およびシングル細胞解析を行い、腎がん発生の起源はどの腎臓細胞であり、その腎臓細胞がいつから腎がんとなったか、さらに、がんとなった後に本来、正常の腎臓が使う分化メカニズムを利用しながら成長すること、などを明らかにしました。

これまで私達の目の前に現れたその一点でしか見ていなかった腎がんに対して、時間軸をさかのぼりその発生と成長過程をゲノム情報から推測することにより、腎がんが今後どのような経過をたどっていくかを予測して最適な治療や診断アプローチ方法を選択することが可能となります。

詳細は横浜市立大学のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
お問い合わせフォーム

Top