平成27年2月20日、理化学研究所(理研)とマレーシア科学大学(USM)との間で、研究協力に関する協定を締結しました。
理研とUSMとは、USMからの研究者の受入を開始した1993年以来、協力関係を築いてきました。これまでに、包括覚書(2012年4月締結)を含む多様な分野での研究協力に関する覚書等や戦略IPA協定(2008年11月締結)に基づいて多様な共同研究が展開されています。今回の協定では、このような多面的な研究交流を基に人類社会へ貢献できるような研究を展開するため、USMに連携研究センターを設置し、共同研究や共同での人材育成の促進を図ることとなります。
調印式で、野依理事長は、“科学技術を通して国際社会への貢献することは理研のミッションの一つであり、今回、USMと協力して、現在および将来の世代へ快適な環境を提供するための研究を推進することに大きな期待がある”と挨拶されました。これに対して、USMのOmar Osman副学長は、“様々な分野で世界をリードしている理研と研究協力を推進できることを大変嬉しく思っている。今回、USMに設置する連携センターでは、国際社会へ貢献するため、両機関のこれまでの連携研究を集約する形としてAging scienceを推進するとともに、次世代を担う若手研究者を理研と協力して育成することになっているので、大変期待している”と挨拶されました。
調印式後の記念写真