平成28年1月29日(金)、島尻安伊子 内閣府特命担当大臣(科学技術政策)が和光地区を視察されました。
まず、松本洋一郎理事より冒頭挨拶と理研の概要について説明しました。
次に、研究不正再発防止策の実施状況として、有信睦弘理事(研究コンプライアンス本部長兼務)が研究不正の防止に向けた多層的な取組みについて、岡本仁副センター長(脳科学総合研究センター)が研究倫理教育責任者としてセンターにおける取組みについて説明しました。
その後、神経回路遺伝学研究棟に移動し、脳科学総合研究センターの糸原重美チームリーダーらが研究現場での取組みについて、ラボノートや解析データ等を用いて説明するとともに、岡本仁副センター長から学際性・国際性に富んだ研究体制や、人材育成の取り組み、神経回路機能の解明研究について説明しました。
続いて、十倉好紀センター長らが創発物性科学研究センターにおける超低エネルギー消費エレクトロニクスや環境調和型高効率エネルギーの研究、若手人材育成の体制について説明しました。
最後に、仁科加速器研究センターにおいて、延與秀人センター長らが、先日、森田グループディレクターらが命名権を獲得した113番元素をはじめとした超重元素合成とその先の安定原子核の島の探索について説明した後、世界一の強度を誇る加速器と周辺装置群をご覧いただき、基礎研究からイノベーションに向けた研究の展望をご説明しました。