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2017年11月9日

理化学研究所

「理研イブニングセミナー」、開催のお知らせ

理研イブニングセミナーポスター

理研の研究成果と研究活動を産業界の方々にご紹介する場として、企業の方に向けたイブニングセミナーを開催いたします。
理研の技術活用をお考えいただくきっかけとしていただければ幸いです。

開催日 各回17:30-18:30 (発表30分、質疑応答30分)
※講演後に名刺交換などの交流の時間を設けます。
場所

11/22、12/13東京開催:
東京連絡事務所 東京都中央区日本橋1-4-1
日本橋一丁目三井ビルディング 15階 1502号室

1/24東京開催(会場変更):
イオンコンパス東京八重洲会議室 中央区京橋1-1-6 越前屋ビル4階

112/6神戸開催:
健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス三宮拠点
兵庫県神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパル7階

対象 企業の方限定
定員 40名 先着順 ※事前登録制
参加費 無料
参加申し込み 参加ご希望の方は、会社名、氏名、メールアドレス、電話番号、希望する回(複数可)を記載の上、件名を『理研イブニングセミナー参加申込』として、下記のメールアドレスあてにお申し込み下さい。
Email: evening-seminar[at]riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。
ポスター 理研イブニングセミナー
お問合せ先 理化学研究所 産業連携本部 連携推進部 技術移転企画課(イブニングセミナー事務局)
Tel: 048-462-5475
Email: evening-seminar[at]riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。
スケジュール
第36回
2017年11月22日(水)
[東京開催]
白井 智 量副チームリーダー
「微生物による有用化合物生産の挑戦 -工代謝反応構築による非天然化合物のバイオ合成-」
化石資源由来の有用化合物を微生物の発酵法を用いてバイオ生産します。そのために人工的な代謝反応経路を設計するシミュレーションツールを開発しました。また、対象酵素に合理的に変異導入を施し、目的の人工反応を構築しました。本研究では、合成ゴム原料であるイソプレンのバイオ生産を目指して、既知の代謝経路ではなく効率の良い人工代謝経路を設計し、その反応を構築することによりイソプレンを新奇バイオ合成することに成功しました。
今後の適用例
  • 化石資源由来化学品のバイオ合成
  • ジェット燃料のバイオ合成
  • 高付加価値化合物のバイオ合成

発表者:白井 智量(環境資源科学研究センター バイオマス工学研究部門 細胞生産研究チーム)

申込み〆切:11/15(金)

第37回(神戸第2回)
2017年12月6日(水)
[神戸開催]
辻 孝チームリーダー
「次世代再生医療としての器官再生医療と機能性ヘルスケアの産業化を目指して」
次世代再生医療として、疾患や傷害を受けた器官を生体外で再生した器官と置換する「器官再生医療」が期待されている。私たちは、器官再生医療として毛包や歯の再生医療の実現を目指している。また次なる研究トレンドは疾患が発症する前に未病でくいとめるヘルスケア領域にある。本講演では、私たちの器官再生医療と機能性ヘルスケアの研究戦略と進展について紹介する。
今後の適用例
  • 毛包再生医療と歯の再生治療の社会実装
  • ヘルスケア領域における機能性評価モデルの開発
  • 非侵襲毛髪診断システムの産学連携による開発

発表者:辻 孝(多細胞システム形成研究センター 器官誘導研究チーム)

申込み〆切:11/29(水)

第38回
2017年12月13日(水)
[東京開催]
田中 拓男主任研究員
「光メタマテリアルとその応用 -ナノ構造が作り出すまったく新しい光学材料-」
光メタマテリアルとは、ナノサイズの金属構造を用いて、自然界の物質にはない新奇な光学特性を人工的に付加した物質です。この光メタマテリアルを使うと、負の屈折率を持つ物質や光を完全に吸収する物質などを作り出すことができます。本セミナーでは、この光メタマテリアルがどういうものかを説明した後、それを作るための加工技術や光メタマテリアルの応用技術について、最先端の研究成果とともに紹介します。
今後の適用例
  • 特異な機能を持つ新しい光学素子
  • 光を完全に吸収する真っ黒な表面
  • アルミニウムでできた半永久的に色褪せない発色構造

発表者:田中 拓男(田中メタマテリアル研究室)

申込み〆切:12/6(水)

第39回
2018年1月24日(水)
[東京開催:場所欄要確認]
西浦 正芳専任研究員
「機能性ポリオレフィン -ヘテロ原子と触媒との相互作用で極性基の導入が容易に-」
ポリエチレンに代表されるポリオレフィンは日常生活に欠かせない重要な高分子材料です。その高付加価値化が求められていますが、その実現には、ヘテロ原子の官能基導入が重要と考えられます。しかし、いまだに有効な手段がなく、大きな課題となっています。希土類金属とヘテロ原子との特異な相互作用に着目し、それを生かした分子や触媒の設計を行うことにより、様々なヘテロ原子を含む機能性ポリオレフィンの創製に成功しました。
今後の適用例
  • ポリオレフィン改質剤としての用途展開
  • 異種材料との接着剤としての応用
  • 相溶性や着色性を高める添加剤としての応用

発表者:西浦 正芳(侯有機金属化学研究室)

申込み〆切:2018年1/17(水)


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