2017年10月25日、林芳正 文部科学大臣が和光地区をご視察されました。
まず、脳科学中央研究棟において、松本洋一郎理事より理研の概要について説明しました。
その後、合田裕紀子センター長代行の挨拶に続いて加藤忠史副センター長が脳科学総合研究センターの概要を説明し、研究の現場を回りながら、加藤忠史副センター長からは双極性障害の原因となる遺伝子変異を探る研究、村山正宜チームリーダーからは記憶・学習における睡眠中の脳活動の研究と最新の顕微鏡開発について、実際の研究機器やサンプルを用いて解説しました。
次に、創発物性科学研究センターでは十倉好紀センター長からセンターの概要やトポロジカル絶縁体やスキルミオンに関する研究成果を紹介し、樽茶清悟部門長からは量子コンピュータの実現に向けた量子情報技術開発について解説しました。また、結晶育成装置などの実験機器をご視察されました。
最後は仁科RIBF棟に移動し、仁科加速器研究センターの延與秀人センター長から同センターでの加速器開発の歴史や原子核物理、イオンビーム育種、ニホニウムの合成について説明しました。その後のRIビームファクトリー視察では、世界一のビーム強度を誇る加速器「超伝導リングサイクロトロン(SRC)」とその周辺装置について、実物を前に解説しました。
村山チームリーダーから説明を受ける林大臣(右)(脳科学総合研究センター 行動神経生理学研究チームにて)
十倉センター長から説明を受ける林大臣(左)(フロンティア中央研究棟にて)
延與センター長から説明を受ける林大臣(左)(仁科RIBF棟サイクロペディアにて)