『理研ニュース』2018年6月号、本日発行しました!
今月の「研究最前線」は、多次元画像処理と脳科学の最前線を紹介する2本です。
顕微鏡技術の進展によって、科学研究で得られる画像は多次元・大容量となってきています。人の目や脳で処理できる限界を超えたこれらの画像を情報処理することで、複雑な生命現象や材料の微細構造などが「観て」「分かる」ようになります。理研で開発されたいくつかのシステムを紹介する「画像情報処理で科学研究を加速させる」、どうぞご覧ください。
「エピソードを記憶する海馬の仕組みに迫る」では、「いつ、どこで、何があったか」という日常の出来事(エピソード)を記憶している海馬についての研究の最前線をご紹介します。ラットを使った実験で、以前から知られていた「場所細胞」とは別に、新たに「イベント細胞」が発見されました。認識や意志決定に大きく影響するエピソード記憶の仕組みに迫ります。
ぜひご覧ください!
目次
- 研究最前線
画像情報処理で科学研究を加速させる
エピソードを記憶する海馬の仕組みに迫る - 特集
新分野を拓くバイオリソース研究センター - FACE
ユニークな性質を持つフッ素を導入する実用的な有機化学反応を開発した研究者 - TOPICS
理研の研究奨励賞・技術奨励賞・産業連携奨励賞、表彰式を挙行
理研 脳神経科学研究センター 発足記念シンポジウムを開催
新研究室主宰者の紹介 - 原酒
イノベーターが集まる街