喫煙によりガン等の疾患発生リスクが高まることは多くの科学的知見に基づき知られているところ※1ですが、喫煙行為は同時に周囲に受動喫煙の健康被害を及ぼします※2。
また、望まない受動喫煙の防止を図るため、2018年7月に「健康増進法の一部を改正する法律」が成立し、2020年4月以降、原則屋内喫煙所は禁止となっています。
当研究所においても、すでに屋内喫煙所を撤去し、第二種施設※3としての法水準は満たしていますが、国内外から優秀な研究者が集結・活躍する世界的な研究機関としてよりよい成果を出していくためには、そこで働くすべての人の健康が大前提であることは言うまでもありません。
ついては、喫煙が及ぼす健康被害をより正確に伝え、喫煙者の卒煙を支援し、非喫煙者の受動喫煙を完全に防ぐことにより、働くすべての方々の一層の健康増進を図る必要があると判断するにいたりました。
このため、当研究所は、2024年4月から敷地内全面禁煙を実施することを宣言しますので、当研究所に関わる全ての人々の一層の健康増進のため皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。
- ※1がん情報サービス(国立がん研究センター)
- ※2厚生労働省「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」
- ※3「第二種施設」とは、 多数の者が利用する施設うち、第一種及び喫煙目的施設以外の施設(一般の事務所や工場、飲食店等施設も含まれる。)詳細は厚労省受動喫煙対策参照のこと