倉谷 滋 名誉研究員・染谷 隆夫 主任研究員／チームリーダー（開拓研究本部 染谷薄膜素子研究室／創発物性科学研究センター 創発ソフトシステム研究チーム）が第65回藤原賞を受賞しました。
藤原賞は、科学技術の発展に卓越した貢献をした日本国籍を持つ功労者に対して、年2件贈呈されます。
倉谷 名誉研究員は、脊椎動物の主として頭部形態の進化的起源を解明した業績が評価され、受賞にいたりました。
染谷 主任研究員は、柔らかい電子素材によって人間との親和性を高めるというエレクトロニクスの新しい方向性を示した業績が評価され、受賞にいたりました。
贈呈式は2024年6月17日（月）に執り行われる予定です。
受賞業績
- 倉谷 名誉研究員
- 「脊椎動物の進化形態発生学的研究」
- 染谷 主任研究員
- 「伸縮性エレクトロニクス研究への先駆的貢献と電子皮膚の発明への展開」
受賞者のコメント
- 倉谷 名誉研究員
- 進化形態学の領域で長らく不明とされてきた問題をいくつか解くことができ、大変嬉しく思っています。忘れられがちであっても、本質的重要性を一向に減じていない問題はいくつも残っており、それを解明することの意義をこれからも発信し続けていこうと思います。
- 染谷 主任研究員
- 藤原賞を受賞することとなり、身に余る光栄に存じます。これまでご指導頂きました先生方、共同研究者、そして本研究をご理解・ご支援下さったすべての方に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みにして、伸縮性エレクトロニクスの更なる発展に貢献できるよう微力ながら力を尽くして参ります。