盛山 正仁 文部科学大臣が2024年6月2日、理化学研究所(理研)神戸地区の計算科学研究センター(R-CCS)を視察されました
最初に研究棟1階展示エリアにて、スーパーコンピュータ「富岳」と連係するために今後導入予定の量子コンピュータ・AI for Science開発用計算機が設置される予定のスペースをご覧になったほか、松岡 聡 R-CCSセンター長から「富岳」の省エネ化の取り組み状況について説明を受けられました。
講堂では、松尾 浩道 理事からの視察へのお礼と次世代計算基盤への決意表明に続いて、松岡 センター長から「富岳」の最新の研究成果や次世代計算基盤に向けて理研が果たすべきと考える役割などについて説明を受けられ、意見交換では、計算科学分野における日本の国際的な立ち位置や日米協力での発展の可能性などについて、熱心に質問をされました。
その後、計算機棟に移動して「富岳」実機や熱源機械棟屋外施設の冷却設備をご覧になりました。
最後に、盛山 大臣から「「富岳」の実機を見学するとともに、研究者の方々と意見交換を行い、特にAIとシミュレーションを組み合わせた計算は、今後の我が国のフラッグシップシステムで目指すべき方向性として非常に重要であると再認識した。また、理化学研究所は、この神戸市において、これまで「京」、「富岳」と、我が国のフラッグシップシステムを培ってきた経験と実績を有しており、新たなフラッグシステムの開発体制について、本日の視察も踏まえ、関連する施策の充実、検討の加速を進めていく」との発言がありました。
講堂でご挨拶をされる盛山 大臣(中央)
計算機室で「富岳」実機を前に松岡 センター長(中央)、松尾 理事(右)から説明を受けられる盛山 大臣(左)
熱源機械棟屋外施設の冷却設備について説明を受けられる盛山 大臣(中央)