下浦 享 研究員が仁科記念賞を受賞

下浦 享 研究員（開拓研究本部 上坂スピン・アイソスピン研究室／前東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター 教授: 東京大学名誉教授）が2024年度（第70回）仁科記念賞を受賞しました。

仁科記念賞は、故仁科芳雄博士の功績を記念して、日本で原子物理学とその応用に関して優れた研究業績をあげた比較的若い研究者を表彰するため、1955年に創設された賞です。

下浦 研究員は、4中性子状態の実験的研究での業績が評価され受賞に至りました。この研究は多中性子系の新たな研究領域を拓くものであり、今後中性子間3体核力の理論的解明などを通して中性子超過剰核や中性子星の構造理解に大きく貢献することが期待されています。授賞式は12月5日に学士会館にて執り行われる予定です。