生命機能科学研究センター 高機能生体分子開発チーム
チームリーダー 田上 俊輔(Ph.D.)
研究概要
当研究室では合成生物学・構造生物学的手法を用いて機能的生体高分子の開発に取り組んでいます。試験管内でのタンパク質複合体の再構成、タンパク質・RNAの試験管内進化、X線結晶構造解析、立体構造をもとにしたタンパク質の改変などにより細胞の動態を制御する分子を作成し、医療や基礎生物学への応用を目指します。
キーワード
- タンパク質進化
- タンパク質構造
- 機能性ペプチド
主要論文
「*」は、理研外のみでの成果です。
- 1.
Sumida T, Dubiley S, Wilcox B, Severinov K, Tagami S.:
"Structural Basis of Leader Peptide Recognition in Lasso Peptide Biosynthesis Pathway"
ACS Chem. Biol., 14(7), 1619-1627 (2019) - 2.
*Tagami S, Attwater J, Holliger P.:
"Simple peptides derived from the ribosomal core potentiate RNA polymerase ribozyme function"
Nature Chemistry, 9, 325-332 (2017). - 3.
Tagami S, Sekine S, Minakhin L, Esyunina D, Akasaka R, Shirouzu M, Kulbachinskiy A, Severinov K, Yokoyama S.:
"Structural basis for promoter specificity switching of RNA polymerase by a phage factor"
Genes Dev, 28(5), 521-531 (2014) - 4.
Tagami S, Sekine S, Kumarevel T, Hino N, Murayama Y, Kamegamori S, Yamamoto M, Sakamoto K, Yokoyama S.:
"Crystal structure of bacterial RNA polymerase bound with a transcription inhibitor protein."
Nature, 468(7326), 978-982 (2010)
研究成果(プレスリリース)
-
2024年7月19日
今は失われた古代のタンパク質構造を発見 -
2022年6月3日
ペプチドとRNAの出会いが生命を生んだ? -
2021年12月2日
生命誕生初期のタンパク質を再現する試み
関連リンク
- 高機能生体分子開発チーム|生命機能科学研究センター
- 2022年2月21日クローズアップ科学道 研究最前線「タンパク質の進化から生命誕生の謎に挑む」
メンバーリスト
主宰者
- 田上 俊輔
- チームリーダー
メンバー
- 和田 章
- 専任研究員
- ALFI Almasul
- 研究員
- 李 佩瑩
- 研究員
- DASGUPTA Subrata
- 特別研究員
- 大竹 和正
- 客員研究員
- 八木 創太
- 客員研究員
- 古橋 拓登
- 大学院生リサーチ・アソシエイト
- POPOV Aleksandr
- 大学院生リサーチ・アソシエイト
- 小菅 多美
- アシスタント
お問い合わせ先
〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町 1-7-22 中央研究棟 5F C516号室
Tel: 045-503-9205