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2012年9月1日

広範囲分析をマネジメントする新規アルゴリズム

理研No. 07772

発明者

澤田 有司、平井 優美(代謝システム解析チーム)

背景

多数の標的を対象とした広範囲分析法の開発は、膨大な条件検討が必要で、高額な機器を導入しても数年は実用的なデータが得られない場合が多くありました。この問題に対応するため、大規模な検出対象を標的としたワイドターゲット解析を可能にする革新的なマネジメントアルゴリズムを開発しました。

概要

本アルゴリズムは、機器の性能に合わせた閾値をユーザーが設定することによって高速化、高感度化、広範囲化などの目的に合致したメソッドが自動的に作成できます。

これまでに、国内外の19の研究機関と本技術を利用した共同研究を実行し、幅広い検出対象(約700個の代謝産物)および測定対象(20種以上の植物種)に対応可能であることがわかりました。さらに、従来方法では数ヶ月以上かかっていた条件検討が瞬時に行えることがわかりました。

広範囲分析をマネジメントする新規アルゴリズムの図

文献情報

  • 1.特許第5709155号、米国特許第8401810号

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