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  2. 新型コロナウイルスに関する研究開発(2021年9月17日更新)

新型コロナウイルスの非増幅・高感度・迅速診断技術の開発

実施センター
理化学研究所 開拓研究本部 渡邉分子生理学研究室
実施代表・実施者等
渡邉 力也 主任研究員
連携先
東京大学大学院理学系研究科 濡木理教授 西増弘志教授

研究概要

問1:研究の概要を教えてください。
現在、新型コロナウイルスの診断に用いられているPCR法では、ウイルス由来のRNAを増幅し、そのRNAを検出しています。ただし、増幅によるエラー(偽陰性)や時間がかかる(1時間以上)ことが課題となっています。私たちは、RNAを増幅せず、かつ迅速に検出する技術を開発しています。
問2:なぜこの研究を行おうと思ったのでしょうか。
もともと別の研究で核酸の1分子検出技術を開発しており、その技術が新型コロナウイルスの検出に応用できると考えたからです(図)。その技術とは、核酸の非増幅デジタル検出技術(特願2019-125564)です。
問3:現時点でどこまで研究が進んでいるのでしょうか。
ウイルス由来のRNAを5分以内に1分子単位で検出できるようになりました。
問4:今後の展開を教えてください。
これまで、人工合成したウイルスのRNAの断片を用いてPOC(Proof Of Concept:概念実証)を行っていましたが、今後は臨床検体を用いた実証を行いたいと考えています。
研究のコンセプト:コロナウイルスを「非増幅」・「短時間」・「その場」で検出の図

研究のコンセプト:コロナウイルスを「非増幅」・「短時間」・「その場」で検出

被験者から検体(たんやのどの粘膜)を採取し、マイクロアレイへ導入する。特定の配列を持つRNA(本研究では新型コロナウイルスのRNA)があると、そこだけが光る。この方法ではRNAを増幅する必要がなく、新型コロナウイルスのRNAを1分子レベルで高感度かつ短時間で検出できる。独自の核酸の非増幅デジタル検出技術(特願2019-125564)と民間企業の技術の融合によって社会実装を目指している。

関連リンク

2021年4月19日更新

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