理研よこはまサイエンスカフェ「動く遺伝子の働きで紐解く進化の謎」

理研横浜キャンパスでは、高校生以上の一般の方を対象としたサイエンスカフェを、3月20日（月）にZoomによるオンライン形式で開催いたします。

サイエンスカフェとは、科学の専門家と市民の方々が飲み物を片手に、気軽に科学の話題を話し合う、講演会でもシンポジウムでもないコミュニケーションの場です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、現在、理研よこはまサイエンスカフェはオンラインでお届けしています。

哺乳類は、今から2億2500万年前に地球上に現れ、その中から約40万年前、私たちホモ・サピエンスが誕生しました。人類の進化には、子宮内の胎児に栄養を運ぶ胎盤や、言語の獲得を可能とした脳の発達が大きく関わっています。しかし、何が胎盤や脳の進化の原動力となったのかは、未だ謎に包まれています。最近の研究から、胎盤などの臓器の進化に、ゲノムDNA中に自由自在に動き回る、「動く遺伝子」が深く関わることがわかってきました。さらに驚くべきことに、2000年に完了したヒトゲノム配列の解読から、このような「動く遺伝子」がヒトのゲノムの約半分を占めていることもわかりました。

今回のサイエンスカフェでは、「動く遺伝子」のヒトゲノムにおける特殊な働きに着目し、哺乳類進化の謎に迫ります。

どうぞ、ご自宅などでお好きな飲み物を飲みながらご参加ください。
皆さまのご応募、お待ちしています！