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2016年6月13日

理化学研究所

NMR共用事業リニューアル、利用課題を募集中

―「最先端利用開発」課題公募締め切り迫る―

理化学研究所(理研)、横浜市立大学、大阪大学は、先端的なNMR設備と関連技術のニーズの高まりと発展性に即応するため、平成25年に「NMR共用プラットフォーム」を設立しました。平成28年度より、本プラットフォームは、文部科学省の「先端研究基盤共用促進事業(共用プラットフォーム形成支援プログラム)」に採択され、事業内容の一層の充実を目指し、北海道大学、およびNMR装置メーカーである日本電子株式会社、ブルカー・バイオスピン株式会社の参画のもと、新たな「NMR共用プラットフォーム」へとリニューアルを行いました。

核磁気共鳴(NMR)法は、強い磁場に置かれた原子が示す特徴的な振る舞いを測定し、原子から構成される分子の構造や性質を分析する方法です。化学、材料・素材、食品・環境、生命科学等の広範な分野で必須の計測法であり、近年はライフイノベーションやグリーンイノベーションに直接つながる分野への利用も広がっています。

産学官に開かれた共用によるNMR技術を活用したイノベーション創出をさらに加速させるとともに、「開発」と「利用」を結びつける「場」の形成、「知」の集積と共有、「人材」の育成、「国内外との連携」関係の拡大に取り組むことで、日本のNMR研究開発の持続的な維持・発展を先導する技術プラットフォームとなることを目指します。さらに、これらの取り組みを通じて、産官学における様々な課題解決と日本発の科学技術イノベーションの創出に貢献していきます。

「最先端利用開発」課題の公募

NMR共用プラットフォームは、企業やアカデミアなど利用者の状況や知的財産の公開有無など各種条件に合わせた利用形態を設定し、さまざまなニーズに応えています。一例として、「最先端利用開発」利用枠では、NMR技術領域の拡大発展に寄与する利用課題を対象とし、最先端のNMR装置を利用した先端的かつ新規の測定技術の開発や、NMR共用プラットフォーム全体における測定技術等の向上を目指した課題を募集しています。

第1回公募締め切り:2016年6月24日(金)
詳細:最先端利用開発利用のページ

NMR共用プラットフォームについての詳細な情報やお問い合わせは、NMR PLATFORMのサイトをご覧ください

NMR PLATFORM ホームページのトップページ画面

※ 先端研究基盤共用促進事業(共用プラットフォーム形成支援プログラム)
文部科学省が進める事業で、産学官が共用可能な研究施設・設備等について、その整備・運用を含めた施設間のネットワーク構築により、高度な計測分析機器を中心としたイノベーション創出のためのプラットフォームを形成するとともに、日本の研究開発基盤の持続的な維持・発展に貢献することを目的としている。

問い合わせ先

理化学研究所 NMR施設開放担当
Tel: 045-503-7091 / Fax: 045-503-9113
Email: nmrkaihou [at] riken.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

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