
『理研ニュース』2017年4月号、本日発行しました!
今月号の「研究最前線」は、新しいタイプの神経幹細胞が哺乳類に共通に出現するしくみを発見し、それが脳の大型化や複雑化に重要な働きをしているのではないかと考え、その研究に不可欠な、子宮内にいる胎仔(たいじ)の脳の神経幹細胞の遺伝子を改変する画期的な手法も開発することにより、脳の形成原理の解明に挑む取り組みを紹介した「複雑脳はいかにつくられるのか」と、小型中性子源システム「RANS(ランズ)」をさらに小型化し、車に搭載して橋や高速道路を非破壊で検査したり、ものづくりの現場で活用し加工性の向上や材料の開発を加速させたりしようとする取り組みを紹介した「橋や道路を非破壊検査するRANS~インフラ・ものづくりの現場で中性子利用を可能に~」の2本です。ぜひご覧ください!
目次
- 研究最前線
複雑脳はいかにつくられるのか
橋や道路を非破壊検査するRANS~インフラ・ものづくりの現場で中性子利用を可能に~ - 特集
次世代の生命科学・医療の基盤を築く国際マウス表現型解析コンソーシアム - FACE
SACLAで膜タンパク質の構造変化を見た研究者 - TOPICS
特殊切手「理化学研究所創立100周年」が4月26日に発行! - 原酒
ネクタイを見直そう
「研究最前線 橋や道路を非破壊検査するRANS ~インフラ・ものづくりの現場で中性子利用を可能に~」で取材した大竹 淑恵(おおたけ よしえ)チームリーダー (光量子工学研究領域 光量子技術基盤開発グループ 中性子ビーム技術開発チーム)が研究内容を60秒で解説したビデオもあります。記事と合わせてこちらもご覧ください!