2017年5月30日(火)に国立研究開発法人科学技術振興機構(以下JST)東京本部別館にて、JSTと理研の共催による「理化学研究所 新技術説明会」を開催しました。
新技術説明会は、研究成果(特許)の技術移転を目的とし、新技術や産学連携に興味のある企業関係者に向けて研究者自らがプレゼンする説明会です。
研究者と企業関係者との個別相談の時間も設け、当日は過去最多となる327名の方にご来場いただきました。
理研に対する産業界からの期待が年々増していることを改めて実感いたします。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
会場内の様子
当日発表した研究者とそのテーマは以下の通りです。
- 1.「薄くて軽い、伸縮自在な有機太陽電池」
染谷薄膜素子研究室 福田 憲二郎 - 2.「環境の変化を電気でモニターする技術」
環境資源科学研究センター 生体機能触媒研究チーム 庄野 暢晃 - 3.「エネルギー変換デバイスにおける分子界面のナノスケール分光」
Kim表面界面科学研究室 金 有洙 - 4.「高感度で広帯域なリモート光超音波検出センサ」
光量子工学研究領域 光量子制御技術開発チーム 佐々 高史 - 5.「超広帯域において光吸収を呈するメタマテリアルフィルム」
石橋極微デバイス工学研究室 岡本 隆之 - 6.「複数の放射性トレーサーを追跡できるPETイメージング装置」
ライフサイエンス技術基盤研究センター 次世代イメージング研究チーム 福地 知則 - 7.「非破壊検査利用を開拓する光変換テラヘルツ波検出器」
光量子工学研究領域 テラヘルツ光源研究チーム 縄田 耕二 - 8.「低コストで光子相関計測の精度を改善する新技術」
田原分子分光研究室 石井 邦彦 - 9.「高比表面積・高分散性・表面改質可能な生体適合性ナノシート」
創発物性科学研究センター 創発生体関連ソフトマター研究チーム 内田 紀之
昨年と同様、多くの皆様に理研の最新かつ革新的な技術を知っていただき、実用化へのファーストステップを設けることができました。
今後も理研と産業界をつなぐ場として、引き続き、理研の幅広い研究成果から厳選した技術をご紹介いたします。
今回の発表テーマの他、知的財産(特許)情報をウェブサイトにて紹介しております。
また今回のイベントに限らず、理研では随時、お問い合わせフォームにて技術等に関するご相談について受け付けております。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。