2017年4月23日から26日、第6回 「理研-マックスプランク連携研究センターシステムズケミカルバイオロジー合同シンポジウム」を沖縄県那覇市のパシフィックホテル沖縄で開催しました。本シンポジウムは、ドイツと日本で毎年交互に開催しているもので、今回で6回目を迎えました。
理研-マックスプランク連携研究センターには、マックスプランク分子生理学研究所(ドイツ)のHerbert Waldmann所長、マックスプランクコロイド界面研究所(ドイツ)のPeter H. Seeberger所長、理研環境資源科学研究センター(CSRS)理研-マックスプランク連携研究部門<\1--/a-->の長田裕之部門長、さらに本年度から理研田中生体機能合成化学研究室の田中克典主任研究員などが参画し、両機関の協力の下、システムズケミカルバイオロジー分野の連携研究を推進し、世界をリードする拠点となることを目指しています。
24日に開催したシンポジウム開会セレモニーでは、沖縄科学技術大学院大学のMary Collins研究担当学監から、シンポジウムを沖縄で開催したことへの歓迎挨拶をいただきました。続いて、CSRSの篠崎一雄センター長が、開会の挨拶として、昨年度の両国・両機関の協力を振り返ると同時に、さらなる研究協力発展への貢献に期待の言葉を述べました。シンポジウムには、ドイツから15名を含む約50名が出席し、研究成果発表および活発な意見交換が行われました。また、特別講演として2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞したTim Hunt博士に、ケミカルバイオロジー研究の新たな標的としても興味深い細胞周期調節機構に関する研究成果について講演いただきました。
今回のシンポジウムをひとつの契機とし、両機関によるケミカルバイオロジー研究のさらなる発展が期待されます。
開会挨拶を行う 篠崎一雄センター長
シンポジウム会場風景
シンポジウム参加者の集合写真