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2022年4月28日

理化学研究所

東京スカイツリー天望デッキで展示 ~高さを利用した研究・宇宙線関連の研究を紹介~

理化学研究所(理研)は東京スカイツリー®で、その高さを利用し、雷から発生するガンマ線を観測しています。そうした研究をはじめ、理研を代表する研究成果や最先端の科学・技術に親しんでいただくための展示を東京スカイツリー天望デッキ内の『SKYTREE® MINILABO』で4月21日より開始しました。

  • 期間: 2022年4月21日(木)より通年展示
  • 場所: 東京スカイツリー天望デッキ フロア345
  • 料金: 展望台への入場料金が必要

展示内容

研究紹介ディスプレイ

東京スカイツリーで実施している研究を紹介するディスプレイを設置します。東京大学と協力して行った「光格子時計」による重力差検出の実験や、現在実施している雷雲の研究について、研究者が動画で紹介します。動画については、YouTube「理研チャンネル」にて公開しています。

宇宙線観測装置とその歴史

日本初の宇宙線観測装置「ネーヤ型電位計」と最新装置「コガモ」を比較展示します。コガモは展示中も雷雲や宇宙からのガンマ線を計測し、研究データとして収集しています。また、デモンストレーションとして、ガンマ線の到来方向と強度をLEDにより視覚的に表現する観測装置を設置します。この装置は、内部の回路基盤が直接見えるスケルトン仕様になっています。

理研の原子核物理紹介

理研の宇宙線研究は、原子核物理学者であった仁科芳雄博士(1890-1951)の研究室から開始しました。宇宙線の"兄弟研究"である加速器を用いた原子核研究の紹介として、理研で合成・発見した113番目の元素「ニホニウム」の合成・分解過程を表した原子核模型を展示します。

宇宙線観測装置「ネーヤ型電位計」の写真 宇宙線観測装置「ネーヤ型電位計」
「コガモ」検出器の写真 「コガモ」検出器
宇宙線モニタ「アメアガリ」の写真 宇宙線モニタ「アメアガリ」

関連研究者および研究成果

関連リンク

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