理化学研究所では、優れた業績を挙げた以下の者に対し、理研栄峰賞（りけんえいほうしょう）ならびに理研梅峰賞（りけんばいほうしょう）を2023年3月22日付で授与しました。
2022年度「理研栄峰賞」受賞者・受賞業績一覧
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| 氏名（所属） | 業績名 |
|---|---|
| 田中 克典 （開拓研究本部） |
生体寛容性人工金属酵素による生体内合成化学治療の開拓 |
| Pascarella, Giovanni （生命医科学研究センター） |
反復配列の組換えによりヒトゲノムの体細胞複雑性が生じることを解明 |
| 江原 晴彦、関根 俊一、白水 美香子 （生命機能科学研究センター） |
転写伸長とクロマチン構造を両立する分子メカニズムの解明 |
| 平野 雅彦、下薗 哲、杉山 真由、黒川 裕、安藤 亮子、宮脇 敦史 （脳神経科学研究センター） |
色褪せない蛍光タンパク質StayGoldの開発 |
| 闐闐 孝介、江越 脩祐、袖岡 幹子、藤田 克昌 （環境資源科学研究センター） |
アルキン標識を用いる生物活性分子のラマンイメージング法の開発 |
| 三好 建正 （計算科学研究センター） |
気象学におけるビッグデータ同化及び制御可能性を切り拓く研究 |
| 原 徹、福井 達、稲垣 隆宏、前坂 比呂和、渡川 和晃、田中 均、近藤 力、大島 隆 （放射光科学研究センター） |
SPring-8-IIに向けたSACLAからの高品質電子ビーム入射 |
| 藤井 眞一郎、清水 佳奈子 （生命医科学研究センター） |
人工アジュバントベクター細胞投与による免疫の活性化 |
| 渡邉 力也、安藤 潤、篠田 肇、牧野 麻美、飯田 龍也、吉村 麻実 （開拓研究本部） |
新型コロナウイルス感染症の世界最速・全自動診断装置の開発 |
| 神田 元紀、高橋 恒一 （生命機能科学研究センター） |
AIとロボットを用いた細胞培養条件の自律最適化システムの開発 |
| 佐藤 弘志、相田 卓三 （創発物性科学研究センター） |
分子の結び目「カテナン」の自在配列による柔らかい多孔性結晶の開発 |
| 伊藤 嘉浩、小布施 聖 （創発物性科学研究センター） |
光固定化マイクロアレイ・バイオチップ・システムの医療応用 |
| 羽場 宏光 （仁科加速器科学研究センター） |
アルファ線核医学治療に向けたアスタチン-211の大量製造技術の開発 |
| 坪倉 誠、Bale, Rahul、安藤 和人 （計算科学研究センター） |
スパコン「富岳」による飛沫・エアロゾル感染リスク評価のDX |
| 大浦 正樹、初井 宇記、山根 宏之 （放射光科学研究センター） |
軟Ｘ線顕微分光法による接着接合領域の化学状態分析 |
2022年度「理研梅峰賞」受賞者・受賞業績一覧
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| 氏名（所属） | 業績名 |
|---|---|
| 福田 憲二郎 （開拓研究本部） |
超薄型有機太陽電池を利用した再充電可能なサイボーグ昆虫 |
| Chen, Shuo （革新知能統合研究センター） |
深層学習に対するロバスト対比学習に関する研究 |
| Cao, Yalong （数理創造プログラム） |
4次元カラビヤウ多様体上におけるDonaldson-Thomas不変量の研究 |
| 中野 正博、石垣 和慶 （生命医科学研究センター） |
全身性エリテマトーデスの発症と増悪に関わる遺伝子発現異常の解明 |
| 小坂元 陽奈、小幡 史明 （生命機能科学研究センター） |
アミノ酸感知応答に関する新機構の発見 |
| 稲田 健吾、萩原 光恵、宮道 和成、阿部 高也、清成 寛 （生命機能科学研究センター） |
マウスにおける父親の子育てを支える神経回路の変化 |
| 柏木 一宏 （生命機能科学研究センター） 七野 悠一 （開拓研究本部） |
ウイルスタンパク質による統合的ストレス応答抑制の新規機構 |
| 宮本 健太郎 （脳神経科学研究センター） |
自信の統合に基づいた内省的な意思決定を担う神経機構の解明 |
| 西道 隆臣、笹栗 弘貴 （脳神経科学研究センター） |
治療薬開発に適したアルツハイマー病モデルマウスの開発 |
| Ilies, Laurean、浅子 壮美、Jin,Yushu （環境資源科学研究センター） |
遠隔位立体制御を可能にするスピロピピリジン配位子の開発 |
| Li, Ailong、中村 龍平 （環境資源科学研究センター） |
固体高分子型水電解への利用を目的としたマンガン系酸素発生触媒の開発 |
| 桑原 知剛 （量子コンピュータ研究センター） |
有限温度量子もつれの普遍法則の解明 |
| 水田 郁、藤井 啓祐 （量子コンピュータ研究センター） |
大規模量子ダイナミクスに対する局所変分量子コンパイル法 |
| 小澤 大知、加藤 雄一郎 （光量子工学研究センター） |
架橋カーボンナノチューブにおける気相化学反応を用いた量子欠陥の導入 |
| Xue, Bing、高橋 栄治 （光量子工学研究センター） |
GW級のアト秒パルスの発生とその計測手法に関する研究 |
| 阿部 喬、大塚 孝治 （仁科加速器科学研究センター） |
炭素-12原子核のホイル状態における第一原理計算 |
| 山口 由高 （仁科加速器科学研究センター） |
元素起源の謎の解明に向けた世界最速質量測定法確立 |
| 香村 芳樹、髙野 秀和 （放射光科学研究センター） |
X線ライトシート顕微鏡の開発 |
| 俣賀 宣子 （脳神経科学研究センター） |
共同利用機器・技術支援予約システム"SimpRent"の導入および、理研全所展開に向けたシステム最適化 |
| 鈴木 健裕 （環境資源科学研究センター） |
ラベルフリー定量法（LFQ）を駆使したプロテオミクス研究基盤の構築 |
| 仁尾 真紀子 （仁科加速器科学研究センター） |
若年層への原子核物理学の普及事業実施と、それを介した理研仁科センター職員のダイバーシティ＆インクルージョンに関する意識改革の試み |
| 塚本 俊之、松下 聡、田中 克行、津田 文夫、伊賀﨑 誠、苗村 元 （計算科学研究センター） |
スーパーコンピュータ「富岳」に向けた設備増強改修 |
| 田中 均、稲垣 隆宏、福井 達、渡部 貴宏、近藤 力、糸賀 俊朗 （放射光科学研究センター） |
X線放射線環境下で市販のLED照明を使用可能に |
- 理研栄峰賞
- 「著名若しくは重要な賞の受賞に値する又はその受賞に繋がることが大いに期待される研究開発業績」又は「社会に強い影響を与えた研究開発業績」を挙げた者に対し、理事長が授与する賞
- 理研梅峰賞
- 「学会等において高い評価が期待される独創的な研究開発業績」又は「研究所内外への優れた貢献が認められる研究支援業績」を挙げた者に対し、理事長が授与する賞