岡田 康志 チームリーダー(生命機能科学研究センター 細胞極性統御研究チーム)が第16回中谷賞 大賞を受賞しました。
中谷賞大賞は、医工計測技術において優れた業績を挙げ、現在でも活発な研究活動を行っている研究者に対して贈られる賞です。
岡田 チームリーダーは、独自の手法で世界最高速の超解像蛍光顕微鏡を実現し、これまで見ることのできなかった微細構造の動態を生細胞中で観察することを可能としました。さらに、新規超耐光性蛍光色素や蛍光タンパク質の開発など、超解像蛍光顕微鏡の医学生物学応用を進め、細胞状態の一細胞解析への応用という新分野の開拓も行ったことが評価され、受賞に至りました。
また、渡邉 力也 主任研究員(開拓研究本部 渡邉分子生理学研究室)が第16回中谷賞 奨励賞を受賞しました。
中谷賞奨励賞は、医工計測技術について独創的な研究を行っている45歳以下の将来有望な研究者に対して贈られる賞です。
渡邉 主任研究員は、1分子定量法を基盤としたリキッドバイオプシーの開発において世界を先導し、新型コロナウイルスの世界最速・非増幅遺伝子検査法などの導出に成功したことが評価され、受賞に至りました。
授賞式は、2月22日に執り行われました。
大賞

岡田 康志 チームリーダー
研究題目「一分子・超解像蛍光顕微鏡法の開発と細胞生物学研究への応用」
コメント
理研着任当初から進めてきた研究開発が評価され、大変嬉しく思います。企業および所内外の研究者など多くの方々のお力添えの賜物です。共同研究者の皆様に心より感謝申し上げます。
奨励賞

渡邉 力也 主任研究員
研究題目「非増幅迅速遺伝子検査法の開発」
コメント
新型コロナ禍の中、本開発に一丸となって取り組んだ、研究室員および共同研究者の方々に感謝申し上げます。ポストコロナ禍でございますが、当該成果の実用化にむけて、尚一層、研究活動に精進して参りたい所存です。