理研ヒストリア

1917年に創立した理研。百年以上にわたる長い歴史を、人物や商品化された研究成果にスポットを当てて紹介します。

「アルマイト」を生んだ陽極酸化皮膜研究 理研で開発され、アルミニウム製品の世界を一変させた画期的な表面加工技術。その基礎固めと発展に関わった2人の研究者の物語

仁科 芳雄とコペンハーゲン精神 わが国の原子物理学研究をけん引した仁科 芳雄が、欧州でのボーアやクラインらとの交流から日本の科学者たちにもたらしたものとは

女性科学者の黎明期 女性の高等教育が困難な時代に理研が下した英断とは。加藤セチから辻村みちよ、黒田チカ、丹下ウメらに連なる系譜を紹介

世界を席巻した理研の「ピストンリング」 エンジンの効率的な稼動に不可欠な機能部品ピストンリング。その開発に理研が果たした役割を紹介

理研の創設に尽力した桜井錠二 英国に学び、日本の近代科学の礎を築きながら「国民科学研究所」設立に思いを託した先駆者の記録

理研の宇宙線研究 素粒子物理や宇宙論を支える宇宙線観測。その黎明期から取り組んできた理研の研究者たちの軌跡を紹介

化学遺産認定のIM泉効計と飯盛里安博士 温泉のラドンを測る装置と、それを開発した日本の放射化学の先駆者、飯盛里安の物語

コンピュータ開発史に輝く後藤英一の挑戦 超高精度ブラウン管、量子磁束パラメトロンなど、数々の成果を残した理研屈指の発明家、後藤英一の功績をたどる人物伝

百年の眠りから目覚め、発掘されたX線写真乾板たち ─ 寺田寅彦、西川正治からの贈り物 日本の結晶学研究の歴史を物語る貴重な史料にまつわるエピソード

寺田寅彦 ─ 理研学術講演会で取り上げた異色のテーマ 寺田寅彦が理研で過ごした研究の日々を宇宙物理学者・池内了氏が考察。2016年「理研の歴史講演会」より抄録

中根良平元理研副理事長に聞く 歴史秘話サイクロトロンと原爆研究 日本の原子核物理学の父、仁科芳雄博士にまつわる歴史秘話

中谷宇吉郎とチャールズ・ウィルソン 「雪の結晶」で有名な中谷と、ノーベル物理学賞を受賞したウィルソン。二人の交流を紹介

創立までの歩み 理研創立を提唱した高峰譲吉、賛同した渋沢栄一。理研創立までの歩みを紹介

大河内正敏と理研コンツェルン 理研の黄金期を作り上げた財団理研第3代所長・大河内正敏と産業界に根を張った「理研コンツェルン」 を紹介

理研酒 ─ 合成酒の発明と事業化の成功 鈴木梅太郎が開発した理研酒。事業化までの道のりを紹介

女性初の主任研究員“加藤セチ” 吸収スペクトルを化学分析に導入・確立した女性初の主任研究員